新時代を創る夜景「世界新三大夜景都市」が約10年振りに誕生!!「モナコ」「長崎市」「上海」が認定!!

一般社団法人 夜景観光コンベンション・ビューローでは、2012年に誕生した「世界新三大夜景都市」(通称:世界新三大夜景)を約10年振りに発表。2021年11月19日に開催した「世界夜景サミットin長崎」において再認定し、授与式を行いました。

日本国内では耳にする方も多い「世界三大夜景」というブランドは、いつ誰が決めたものか定かではありません。調べると、一説には1950年~60年代、日本の高度経済成長期にかけて、旅行会社が商品造成の際にPRの一環として発信したのでは、と言われています。それから60年。日本や世界の観光形態は大きく変わり、「夜景観光」という言葉が生まれるほど、夜景を取り巻く環境の変化とともに、観光資源化を目指して世界的に取り組む都市も増加。そこで、成熟し始めた「夜景観光」を新たなブランドとして確立し、グローバルな夜景の発展を目指すべく、国内外の夜景サミット開催や夜景検定を主催する当団体では、2012年に新たな「世界三大夜景」の認定事業をスタートしました。

初の認定は「夜景サミット2012 in 長崎」で発表し、「香港」「モナコ」「長崎」の三都市が、世界を代表する「世界新三大夜景都市」として認定されました。その後、国内の長崎市では、廃業寸前の稲佐山ロープウェーが驚異的な来場者増を記録しました。長崎市の夜景による経済効果は単年で150億円以上を生み出すなど、「世界新三大夜景」のブランド認定による大きな経済効果を創出。そして、10年が経過した現在。「夜景観光」が世界的にも成熟した機会を捉え、再認定を実施しました。

本ブランドは、「港町の夜景であること」を踏襲する一方、時代に即したものとして、「魅力ある夜景が楽しめること」「夜景観光への取り組み」を軸として、「11の認定検証項目」を設定しています。

■「世界新三大夜景」の認定検証11項目
A:魅力ある夜景が楽しめること
1、対象となる都市を象徴する俯瞰的夜景が存在していること。
2、鑑賞できる俯瞰的夜景に対してアプローチ可能な複数の視点場が存在していること。
3、これら複数の視点場は対岸・対山等に分散し、各々が異なる表情を創出していること。
4、視点場が整備され、安全性やバリアフリーが確保されていること。
5、視点場へのアクセスが整備され、充実していること。
6、対象となる都市において、夜間の観光的魅力を高める演出照明(ライトアップ)があること。
7、複数の視点場において、夜間の鑑賞時間が比較的長く設定されていること。
8、対象となる都市において、複数の夜景種類が混在し、鑑賞可能なこと。

B:夜景観光への取り組み
9、行政や地域団体、民間企業が夜景に対する観光的取り組みを行っていること。
10、対象となる都市において、歴史的及び文化的夜間イベントがあること。
11、国際的な観光への取り組みに積極性を持っていること。

■「世界新三大夜景」の認定プロセス
1、全国約6,100名の夜景観光士(夜景観光士検定の認定者で構成された日本最大の夜景観光ネットワ-ク)に対し、「認定検証11項目」を元に魅力ある都市のノミネートを実施。
2、その結果から「世界新三大夜景認定委員会」による最終候補地を絞り込みます。
3、絞り込まれた夜景都市に対し、再度、夜景観光士による決戦投票を実施。
4、結果、上位3都市を「世界新三大夜景都市」、通称「世界新三大夜景」として認定

「検証」「ノミネート」「投票」「再検証」「最終投票」と非常に難易度の高い道のりを経ているのです。同サミットでは、最終決戦で選ばれた20都市のランキングを発表。ランキング上位の3都市を新たな「世界新三大夜景」として、「モナコ」「長崎市」「上海」の三都市決定いたしました。

「世界新三大夜景都市」ランキングは以下の通り。
※ランキング上位三都市を「世界新三大夜景都市」(通称:世界新三大夜景)に認定
第1位:モナコ
第2位:長崎市(日本)
第3位:上海(中国)
第4位:ニューヨーク(アメリカ)
第5位:香港(中国)
第6位:ドバイ(アラブ首長国連邦)
第7位:シンガポール
第8位:北九州市(日本)
第9位:シドニー(オーストラリア)
第10位:札幌市(日本)
第11位:パリ(フランス)
第12位:シカゴ(アメリカ)
第13位:イスタンブール(トルコ)
第14位:ラスベガス(アメリカ)
第15位:神戸市(日本)、フィレンツェ(イタリア)

画像上から、モナコ、長崎市、上海の夜景