2024年12月17日「夜景サミット2024 in 北九州」にて、 日本を代表する新たな三大夜景が決定しました! 三年に一度改選される「日本新三大夜景都市」(通称:日本新三大夜景)の最終結果を発表。
一般社団法人 夜景観光コンベンション・ビューローは、2015年度に創設した夜景ブランドである、「日本新三大夜景都市」(通称:日本新三大夜景)の第3回目の改選を行い、2024年12月17日(火)、福岡県北九州市「夜景サミット2024 in北九州」で最終結果を発表しました。
■日本新三大夜景都市(通称:日本新三大夜景)認定の背景と目的
“日本三大夜景”や“世界三大夜景”ブランドは、いつ誰が決めたものか定かではありません。調べると、1950 年~60 年代にかけての日本の高度経済成長期、国内旅行がブームとなっていた時代にかけて、旅行会社が商品造成の際に発信したのではと言われていますが、これも確かでありません。一方、それから50 年。日本の夜景は大きく変わり、「三大夜景」というブランドも新たな時代へと入りました。2012年「夜景サミット2012 in 長崎」では、世界的な夜景ブランド「世界新三大夜景」を創設。以降、認定された長崎市では、廃業寸前の稲佐山ロープウェーが驚異的な来場者増を記録し、長崎市の夜景による経済効果は単年で150億円以上を生み出すなど、「世界新三大夜景」ブランドは、現在でも大きな経済効果をもたらしています。
一方、2015年には国内外への発信・普及と夜景観光の活性化を目的として、新たな夜景ブランド「日本新三大夜景都市」を創設。こちらも各都市で大きな集客・経済効果をもたらしています。本ブランドは3年に1回の再認定を行っていますが、2024年はその改選年となり、来る2024年12月17日に、新たな「日本新三大夜景都市」が誕生しました。
■日本新三大夜景(正式名:日本新三大夜景都市)の選出方法
全国6,610名の夜景観光士(夜景観光士検定の有資格者)に対して、「日本新三大夜景都市」を1位~3位まで選出するアンケートを実施。投票された各都市とランキングをポイント別(※)に集計。その結果による上位三都市を「日本新三大夜景都市」通称、「日本新三大夜景」と認定いたします。
※夜景観光士6,610人うち、有効投票4,322人、合計ポイントは6pt×4,322人=25,992pt
※1人あたり最大6pt(1位=3pt、2位=2pt、3位=1pt)の投票
■「日本新三大夜景」最終ランキングは以下の通りです。
※( )は最終ポイントと前回2022年の順位です。
第一位:北九州市(4,124pt/前回第一位)
前回の第一位から堂々の二連覇。工場夜景ブームの注目を皮切りに、いまや皿倉山、高塔山、足立公園、門司港レトロなど日本夜景遺産の認定登録地も都市として最多を誇る。近年は高塔山公園のフォトスポットや皿倉山イルミネーション、先月誕生した紫川スペクタクル等、新たな夜景資源の開発に留まらず、様々なプロモーションを行ってきた点が夜景観光士にとって評価された。豊富な夜景資源や都市としての総合力が高い。
第二位:横浜市(3,408pt/前回第六位)
第六位から第二位へと大躍進し、初の日本新三大夜景都市として誕生。近年は湾岸部を中心に、「ヨルノヨ」「横浜スパークリングトワイライト」等、他都市のお手本になるような夜間イベント等も広がり、夜景そのものの魅力はもちろん、その資源を活かした多種多様のコンテンツが多くの夜景観光士に満足感を与えている。都市の変化と共に変貌する夜景の流動性の魅力など、都市の基礎として新たな魅力が増していると評価された。
第三位:長崎市(3,343pt/前回第三位)
「世界新三大夜景」に始まり、2015年の創設から唯一、「日本新三大夜景都市」を維持し続けている都市。稲佐山、鍋冠山等の山上視点場、大浦天主堂や中町協教会等の歴史建造物等の多彩なライトアップは去ることながら、西九州新幹線の開業に伴い長崎駅周辺も大きく変化。市役所19階の展望フロア、長崎スタジアムシティ等、街の大型開発の変化に合わせて話題性の高い夜景資源への期待値も夜景観光士の投票として評価された。
その他の順位は以下の通りです。
第四位:東京都(2,456pt/前回第七位)
第五位:神戸市(2,400pt/前回第四位)
第六位:札幌市(2,297pt/前回第ニ位)
第七位:函館市(1,199pt/前回第八位)
第八位:大阪市(1,078pt/前回第九位)
第九位:仙台市(845pt/前回圏外)
第十位:足利市(668pt/前回圏外)
<認定団体について>
■認定団体:一般社団法人 夜景観光コンベンション・ビューロー
■目的及び事業(定款より抜粋)
当法人は、夜景を観光資源として活用する観光「夜景観光」に関する普及、啓発活動を行い、地域の活性化及び観光産業全般の発展に貢献することを目的とし、その目的に資するため以下の事業を行う。
1)夜景観光に関する情報収集及び普及、啓発活動
2)日本夜景遺産の認定
3)夜景鑑賞士の検定事業
4)夜景サミットの企画、開催、運営
5)夜景に関する各種イベント、セミナー、講演会等の企画、制作、開催、運営
6)夜景観光コンサルティング事業
7)夜景観光プロデュース事業
8)夜景ナビゲーター、夜景ガイドの教育、育成事業
9)夜景に関する書籍、出版物、コンテンツ企画、制作、執筆、編集、デザイン、写真撮影、発行、販売
10)夜景に関する各種商品の企画、開発、販売及びそのプロモーション事業
11)当法人の目的を達成する為に必要な事業及び前各号に附帯又は関連する一切の事業